介護職に就きたいという場合、パートであれば無資格でも働くことができます。もちろん携わることができる業務に制限がありますが、介護施設での介護、掃除、事務なども可能ですし、保険適用外の訪問介護の仕事もできます。介護職のパートの時給は、地域ごとに異なりますが、東京の場合は1000円ほどです。他業界と比較すると時給が低いといわれる介護業界ですが、介護職のパートでも、資格を取得することで高時給で働くことは可能です。国家資格を取得することで、介護士ではなく介護福祉士になることができ、給与も高くなり、資格手当がついたり、処遇改善などが受けられます。無資格のパートと有資格者とでは、明確な差がつくのです。
介護福祉士の試験を受け、資格を取得するためには、3つの方法があります。実務経験ルートと養成施設ルート、福祉系高校ルートがあります。無資格であり働きながら資格を取得したい、社会人でこれから資格取得したいという場合は、実務経験ルートをおすすめします。実務経験ルートの場合、介護士として働きながら、専門学校などに通わずに資格を取得することができます。介護福祉士の国家試験を受ける条件として、実務経験3年以上、実務経験研修了を満たすことで、受検可能となります。無資格で介護職のパートに就き、初任者研修を修了し、介護士としての実務経験を重ね、実務者研修を修了し、介護福祉士の試験を受検するとよいです。資格を取得することで、待遇もよくなり、パートでも十分に稼ぐことができるようになります。